アリと人間

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 憲法9条があれば 戦争にはならない

  などと油断して 他国に攻め込まれてから

「アリっ!」と驚いても 手遅れです  (^_^;)

 

人間は多くの仲間からなる集団を形成し、過去の歴史を受け継ぎ、社会を発展させてきました。

そんな人間の営みをアリの社会と重ね合わせた考察を、ジャーナリストのブライアン・アップルヤード氏がまとまています。

アリと人間の営みについて研究する生物学者のマーク・モフェット氏は、

アルゼンチンアリは、人間と非常に近い種類だと指摘。

もちろん遺伝的には全くアルゼンチンアリと人間は近い存在ではありませんが、その行動的な部分は、チンパンジーやボノボよりもはるかに人間に近いとのこと。

モフェット氏はアルゼンチンアリについて、「社会進化の頂点を表しています」と述べています。

アルゼンチンアリは他のアリと同様にコロニーを作り、それぞれの構成員は特定のタスクを担う社会階層を構成します。

また、コロニーごとに特定の香りを持っており、相手が自分たちと同じコロニーに属しているのか、それとも別のコロニーのアリなのかを判別することが可能。

これらの要素はさまざまな仕事を担う人間が社会を形成し、別の社会に属する相手を髪型やその他の印で判別できる人間社会と非常によく似ていると、モフェット氏は指摘しました。

しかし、それ以上にモフェット氏がアルゼンチンアリを人間と類似していると考える理由は、

人間と同様に戦争を行い、自らのコロニーを拡大しようとする野心を持っている点です。

アルゼンチンアリは非常に攻撃的な性質を持つことで知られており、自分たち以外のコロニーと積極的に戦争を行い、勢力の拡大を図っているとのこと。

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特にサンディエゴ近郊では繰り返し大規模な戦争が行われているそうで、モフェット氏は「サンディエゴで拾ったアルゼンチンアリを800km離れたメキシコ国境まで連れて行って放しても、同じコロニーの勢力下であったため危害を加えられませんでした。

しかし、もしこのアリを同じカリフォルニア州に存在する別のコロニーの勢力下で放したとしたら、無事では済まなかったでしょう」と述べています。

コロニー間の戦争では、戦闘の最前線が1カ月で数mほど移動しているそうです。

モフェット氏はアリの社会と人間の社会を結び付けて論じた著作「Human Swarm」の中で、人間の社会がアリや他の動物が作り出す社会とどう違うのかについても論じています。

モフェット氏が主張しているのは、「チンパンジーは社会を構成する全員を知る必要があり、アリは構成員の誰一人として知る必要がない。

一方で人間は、社会の構成員のうち数人を知っていればいい」という点です。

たとえば人間は見知らぬ町にあるカフェにふらりと入って、コーヒーなどを頼んでくつろぐことができます。

この場合、周囲の客や店員のほとんどは見知らぬ他人ですが、アリのように戦ったり襲われたりすることはありません。

「これは人間の最も過小評価されている成果の1つです」とモフェット氏は指摘しており、たとえば他の脊椎動物はカフェの中の他者が誰かを認識してからようやくリラックスでき、アルゼンチンアリは他者の匂いが自分と同じものであることを確認してからリラックスできます。

しかし、人間は他者の中で快適に過ごすことができる特殊な存在です。

人間はこの他者の中に入り込む能力、あるいは共同体が他者を受け入れる能力により、構成員全員が顔見知りでない共同体を作り出すことができたとモフェット氏は考えています。

もしも人間が他者を受け入れることができない動物であったなら、未だに数十人から数百人程度の小さな共同体のみを構成するにとどまっていたかもしれないと、アップルヤード氏はまとめていました。

 


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